海技資格の普及
海技資格の普及について
私たちは海技資格の更新が円滑に実施されるよう活動しております。そして、同時に多くの方々に海技資格、とりわけ小型船を操縦できる資格が普及していくことを願っております。
小型船が操縦できれば海や川、湖も新たな活動範囲。人生が豊かに活動的になります。先ずは、小型船舶操縦士の資格(ボート免許)を取得しましょう。どなたでもとれます。
どの資格をとりますか?
1級小型船舶操縦士
ロングクルージングができる免許です。クルージングや大物狙いのフィッシングなど楽しみ方は無限に広がります。
2級小型船舶操縦士
陸岸から5海里(約9km)まで操船が可能な免許です。夜景や花火、リバークルーズなどを楽しみたい方におすすめです。
特殊小型船舶操縦士
アクティブに楽しめる水上バイク専用の免許です。ボートとはまた違ったマリンレジャーを存分に満喫できます。
受験資格
年齢 | 1級:17歳9カ月以上 2級:15歳9カ月以上 特殊小型:15歳9カ月以上 |
---|---|
視力 | 両眼共に0.6以上(矯正視力を含む)の方。 ただし、一眼の視力が0.6に満たない方は、他眼の視力が0.6以上、かつその眼の視野が左右150度以上であること。 |
その他 | 所定の検査合格基準に達していること。 ※弁色力に不安のある方、身体に障害がある方などは事前にお問い合わせください。 |
どちらの方法でボートの操縦資格をとりますか?
国家試験受験でとる
免許スクールで勉強
マリーナ運営やボート販売等にかかわる民間企業や、免許スクール専門企業の講習を受講し、試験を受験するコースです。
免許スクールは、試験合格にむけて独自のカリキュラムを策定して講習を行っています。従って講習日程や料金はさまざまですが、料金は、「登録小型船舶教習所」で取得するときより安価に設定されています。
指定試験機関
指定試験機関 国土交通省海事局(外部サイト)
個人で勉強
免許スクールや登録小型船舶教習所に通うことなく独学で勉強し、受験するコースです。学科試験は、この方法が可能ですが、実技試験で難しい面があります。独学で実技の受験勉強をする場合、ボートを所有する友人・知人がいて、試験内容について指導してくれる環境などが必要です。ですから、独学による受験を目指す方も、実技だけは免許スクールで受講する方法を選ぶ方が多いようです。
国家試験受験申請に必要な書類等
- 小型船舶操縦士国家試験申請書(下記2.の写真を貼ったもの)
- 写真2枚(縦45mmX横35mm、パスポート用と同サイズ)
- 本籍記載の住民票の写し
- 小型船舶操縦士身体検査証明書
※申請前に病院で検査を受ける方のみ - 試験手数料
国家試験免除でとる
登録小型船舶教習所を利用
国土交通省に登録した教員が指導するので、国家試験の学科・実技の受験が免除されます。国家試験に代わって教習課程最後の時間に修了試験を行います。教習後すぐに審査を行うため短時間で済むのはもちろん、船艇・水域・審査の流れ等すべて教習の時と同じですから安心して修了試験を受けることができます。なお、修了試験は、国家試験に準じた内容で修了試験に合格すると申請により国家試験が免除されます。
登録小型船舶教習所
登録小型船舶教習所(外部サイト)
教習コース内容
1級小型船舶操縦士コース | 教習日数 | |
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【学科】4日間 | 【実技】1日間 | |
2級小型船舶操縦士コース | 教習日数 | |
【学科】2日間 | 【実技】1日間 | |
特殊小型船舶操縦士コース | 教習日数 | |
【学科】1日間 | 【実技】半日間 |
受講手続きに必要な書類等
- 受講申込書(講習実施団体所定のもの)
- 教習料等
- 本籍記載の住民票の写し
- 小型船舶操縦士身体検査証明書
- 写真4枚
※カラー、縦45mmX横35mm、パスポート用と同サイズ - 印鑑
Q&A
- Q1: ボート免許って何でしょうか?
- A1:
国土交通大臣が発行する国家資格です。正式には「小型船舶操縦士の免許」のことで、「船舶職員及び小型船舶操縦者法」によって定められています。ボート・ヨットを操縦できる1・2級小型船舶操縦士と水上オートバイ専用の特殊小型船舶操縦士の資格があり、基本的には、総トン数20トン未満のエンジン付きボートや水上オートバイに乗る場合に必要な資格です。
- Q2: すべてのボートやヨットに資格が必要なのでしょうか?
- A2:
小型のヨットや手こぎボート等でエンジンのない船に乗る場合には資格は必要ありません。また、エンジンつきの場合でも、長さ3m未満、推進機関の出力1.5kW(約2.04馬力)未満のものを操縦する場合であれば資格は必要ありません。この場合、エンジンには直ちに停止できる装置(非常停止スイッチやキルスイッチ等)、巻き込み防止用のプロペラガードが装備されていることが条件となります。
- Q3: 水上オートバイを操縦するためにはどんな資格が必要ですか?
- A3:
特殊小型船舶操縦士の資格が必要です。1級及び2級の資格だけでは水上オートバイを操縦することはできません。
- Q4: 2級小型船舶操縦士の資格で、本州一周はできますか?
- A4:
はい、できます。ただし、船にラジオ・コンパス・海図・双眼鏡・小型船舶用火せん等の設備を装備することが義務付けられています。
- Q5: 身体に障害のある人でも小型船舶操縦士の資格を取得することができますか?
- A5:
身体障害があっても、安全運航に支障をきたさないと認められる場合は合格となります。その具体的な内容については国土交通大臣の指定する指定講習機関に相談するか、(財)日本海洋レジャー安全・振興協会各事務所の「身体適性相談コーナー」に問い合わせてください。